But the little prince did'nt answer
思いついたことを、思いつくままに書き綴っています。
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指し初め式

私が高校時代に入っていた将棋部は、文化部でありながら体育会系の不思議なところで、毎年OBが割烹で新年会をしているのです。
しばらく無沙汰をしていたのですが、今年はちょっと行ってみました。定刻に遅れていくのは訳がありまして、そこでは今年初めて将棋を指す(囲碁は打つ)ということで指し初め式があるのです。
これが「回り将棋」というルールで、通常の2人での対局ではなく、参加者たちが盤をぐるりと囲んで1手指しては交替するのです。つまり先手を指して何手後には後手で指さないといけない。自分が王手をした数手後に自分が投了する(負け)手番が回ってくるかもしれないのです。
年の初めから負けるのは嫌なのですが読むのが大変なのです。先手のときに、次に後手になったらどんな局面だろうとか、王手のときには誰の番で投了するかなどを考えるのですが、その間に他のOBが予想外の手を指されると分からなくなるのです。
もう強くないので指したくないと思ってわざと遅れて行ったのに、今年は宴会が先で、指し初め式はまだでした。
とは言え、久しぶりに会う先生、OBと飲んで語ったのは懐かしくありがたいものなのです。
そして、宴たけなわに指し初め式。OBたちは将棋から縁が遠くなったと言っても有段者。誰に投了の番を回すかを考えて手を選ぶのです。みんな頭がいい上に、口三味線が上手いので何が本当にいい手なのかが分からなくなる。こういう盤外の口撃はゲーム機では味わえない醍醐味なのです。学生の頃、勝っている試合をこれで負かされたこともあったなあ。
自分の番のときに、わざと負ける方向に駒を動かす素振りをみせると、次の番の先輩から怒られて、それが何となく懐かしくて楽しい。おそらく、これが今年最初で最後の対局のような気がするなあ。将棋とは離れていますがOBとの交流は楽しかったのでした。
しかし大の大人たちがひとつの盤をぐるぐる回っているって他から見たら変な光景でしょうね。
P,S 学生の頃に一番のお気に入りだった詰め将棋。先手の持ち駒は角1、香4枚で11手詰です。
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